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来日記念特別企画(笑)第3弾~若き日のキジュ
2006年 02月 11日
この企画、実はまだ続いています。多分、半年くらいかかると思います。(ウソ・・・の予定。爆)
「ソクチャンとガホ」に調子づいて、キジュの若い頃を書いてみました。(笑) 会話形式です。タイトルも続編もありません。 気になる方だけ、お読み頂けると嬉しいです。 キジュが大学を卒業し、仕事を始めて1年目の夏。 スンジュンが兵役から戻ってきた。 【ソウルデパートメンズファッション売り場】 キジュ:おい、何だってデパートの洋服売り場に連れてくるんだよ。 スンジュン:先輩、兵役終了のお祝いに何でも買ってやるっておっしゃったじゃないですか。 キジュ:だから何で洋服なんだよ。 スンジュン:兵役中に彼女にフラレたんすよ!(軍隊言葉が抜けない) キジュ:だからあか抜けて女と付き合おうってのか? スンジュン:そうっす。先輩どれがいいと思いますか? キジュ:知らねえよ、俺は。 スンジュン:そうだよなあ。キジュ先輩が女に苦労する姿なんて見たことないよ。女に冷たくしているのは見たことあるけど。(小声でぶつぶつ) キジュ:何ぶつぶつ言ってんだ。早く探せ。俺はこんなところに長くいたくはないんだ。 スンジュン:分かりましたよ。(不満そう) そこへ、店員が近づく。背が高く少しやせ気味だが、スタイルもいい女だ。 チェヨン:何をお探しなの? スンジュン:(早速いい女が来たのでウキウキして)あの、シャツとパンツと上着と靴です。 チェヨン:(フッと笑う。吸い込まれるような柔らかな笑み)ふふ、全部ね。 スンジュン:(吸い込まれる)ハイ・・・。 服にもチェヨンにも興味のなさそうな顔をして目線を合わせず腕組みし、立っているキジュ。 チェヨン:普段どんな色の服をよく着るの? スンジュン:黒やグレーです。でもイメチェンしたいんです! チェヨン:そうねえ。(微笑んで)この色はあなたに似合うと思うわ。(薄いグリーンのストライプシャツと淡いグレーのパンツを出す。) スンジュン:緑・・・。 チェヨン:緑でも着やすいわよ、この色は。このストライプもおしゃれでしょ。どうぞ、試着してみて。 スンジュン:はい。(言われるがまま) スンジュン、試着室に入る。スンジュンがチェヨンの言いなりになっているのが何となく面白くないキジュ、相変わらずムスッと腕組みして立っている。 後ろから白系で織り模様の入ったジャケットを持ったチェヨンが近づく。気づかないキジュ。 チェヨン:(さっとキジュの肩にジャケットをはおらせ、キジュを大きな鏡に向けさせる)ほら、これ似合う! キジュ:(驚いてチェヨンの手を振り払う。ジャケットが床に落ちる。)何だ、お前? チェヨン:(いたずらっぽく)びっくりした?君、もったいないわ、いいスタイルしているのに。そんな地味な服よりこっちの方が似合うわよ。(キジュは黒のシャツとジーンズで無難にまとめていた。) キジュ:俺はいらない。大体そんな女みたいな服が着られるか。それに“君”って何だ!失礼だ。 チェヨン:だって年下でしょ。 キジュ:(年下だって?)俺は22才だ、おばさん。 チェヨン:おばさんとは失礼ね、私は25才よ。ほら、お姉さんでしょ?(別のカジュアルシャツを取り出す)これなんか、もう少し大人になったら似合うと思うわ。(しいたけ柄のシャツを見せる) キジュ:なんだ、この柄のシャツは!こんなの着る男がいるのか? チェヨン:これはなかなか着こなせる人いないわよ。でも君なら似合うわ。あと数年たって大人っぽくなったらね。 キジュ:からかうな。 チェヨン:ふふふ。 その様子を着替え終わったスンジュンは途中から見ていた。軽くショックを受ける。 スンジュン:(またしても先輩かよ・・・)あの・・・。 チェヨン:あら、ごめんなさい。まあ素敵!ほら、とても似合ってるわ。 スンジュン:(褒められて嬉しそう)そうですか? チェヨン:(キジュに)ね、君もそう思うでしょ。 キジュ:知るか。おいスンジュン、早く決めろ。 スンジュン:全く先輩はいつも勝手なんだよな。僕のお祝いなんだからもう少しゆっくり決めさせて下さいよ。 キジュ:ダメだ、帰るぞ。 チェヨン:(クスクス笑いながら)いつもこうなの? スンジュン:そうなんですよ。(あきらめのため息)じゃ、これ下さい。 チェヨン:ありがとうございます。ではもう一度お着替え下さい。 スンジュン、試着室に戻る。 チェヨン:困ってたじゃないの、君の後輩君。 キジュ:(無視する) チェヨン、さっきのしいたけ柄のシャツを持ち、パッと後ろから抱きつくような格好でキジュの前に合わせる。 チェヨン:ほ~らね!似合う似合う!今でもイケるね!(大笑い) キジュ:(チェヨンが後ろから抱きつくような形なので驚くとともにドキッとするが、思わず鏡を見る) チェヨン:ね?(後ろからキジュの顔を見ようと右側からのぞき込もうとする。) キジュが文句を言おうと右を向いたその時、唇がチェヨンの唇とかすかに触れあう。 チェヨン、びっくりして離れる。 キジュ、あわてて前を向き、恥ずかしさを隠すようにスンジュンが着替えている試着室のドアをガバッと開く。 キジュ:帰るぞ! スンジュン:(まさに今自分のズボンをはこうとしたところ。パンツ丸見え。)せんぱい~。(泣きそう) キジュ:(あわてて閉める)まだ着替えてないのか。早くしろ! チェヨン:(それを見て大笑い)あはは!かわいそう~! チェヨンを見られないキジュ、よく見ると顔が赤くなっていた。スンジュン、やっと着替えて出てくる。 チェヨン、スンジュンからシャツとズボンを受け取り、包む。 チェヨン:○万ウォンになります。 キジュ:○万ウォン!?(高すぎだ!と思ったが、黙って払う。) スンジュン:先輩、ありがとうございます。(高い服を買ってもらい嬉しそう。) チェヨン:ありがとうございました。また来てね! スンジュン:はい! チェヨン:(キジュに)君もね。あのシャツ取っておこうか?(笑) キジュ:(無視して歩き出す。) スンジュン:(あわてて追いかける)待って下さいよ、先輩~。 キジュ:お前がこんなところに連れてくるから・・・(ぶつぶつ)。 年上の女に好き勝手やられてむかついたキジュは、うきうきしているスンジュンをアイスリンクへ無理矢理連れて行き、一緒に猛練習をやらせて憂さを晴らした。 彼がロマンティックを理解するにはまだ数年かかるらしい・・・。(笑) (END)
by yumi-omma
| 2006-02-11 18:44
| 来日・ファンミ
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