空の蒼さと山の碧と
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碧の小部屋~チョン・ウソンファンブログ(別館・閉鎖)
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「マラソン」を見てきました。
やっと見に行ってきました!ネタバレですので、映画を観た方とネタバレOKな方のみお読み下さい。



チョウォンのすきなもの、チョコパイ、ジャージャー麺、シマウマ。
そして、走ること。


この映画の素晴らしいところは、先天性の障害を持った青年がフルマラソンで素晴らしい記録を出した、というところにあるのではなく(それも素晴らしいことなんですが)、一人の普通の母が子育てに必死で取り組み、悩み、傷つき、後悔し、そして育ててきたその子がやがて自分の考えていた以上に成長していた、ということに気づくところにあると思います。
チョウォンが5歳の時、動物園で「もう育てられない」と自分の気持ちに追いつめられ、一度だけチョウォンの手を離したこと、そしてチョウォンが見つかり抱きしめた時、自分はチョウォンを心から愛している、チョウォンがいなくなることは考えられないと気づいたこと、それが彼女の15年間を支えてきたのだと思います。それ以来、一生懸命自分の人生をかけて、他の家族を犠牲にしてチョウォンを育ててきた母が、自分のやってきたことが間違っていたのかも知れない、と気づいたということ、それが彼女の素晴らしいところで、本当にチョウォンのことを一番に考え、チョウォンの意志を尊重しようとしてきたことが窺えます。あそこまでひたすらに育てることも、なかなか出来ないことですが、その15年間の努力をすべて捨ててもチョウォンの人生を考え直すことが出来るのは、さらに出来ないことだと思います。

母の思いはチョウォンをフルマラソンに出場させるという目的を作りました。コーチに「息子が母がいないと生きられないんじゃない。母が息子がいないと生きられないんだ!」と言われ、ショックを受けますが、私に言わせればそれは当たり前のことです。それは母自身も分かっていたことだと思うんですね。ただ、20年間苦労してきた自分に他人から言われたくない、突きつけられたくないという思いがあるのだと思います。自分が頑張らないと息子は生きていけないと思い込むことが、自分を生かしてきたのですから。母が「自分の生きがいのために何も知らない子どもに苦労させた」と病床で言いますが、それも普通のことだと思うんです。どんな子どもも何も出来ない状態で生まれてきて、一つずつ成長に従って育てていく。その過程で子どもの意志を尊重しますが、社会で生きていくことを前提に母は子どもよりも広い視野で子どもを育てていきますよね。しつけ、子育てで奔放な欲求をコントロールすることを覚えさせていくことと子どもの行動や考えの自由を奪うことの境界線は非常にあいまいで、答えは永遠に出ないような気がします。
ですが、「好きなことは走ること」を見つけられた母は、本当にチョウォンを見つめてきたのだと思いました。

チョ・スンウさんはこのチョウォンを演じるに当たって5才の子どもの純粋な心に帰ろうとし、自由に演じようとした、とパンフレットのインタビューに載っていました。私は今月5才になる娘がいますが、20才で5才の心を持った青年と5才の子どもは明らかに違います。チョウォン自身、子役の5才の行動とスンウさん演じる20才の青年の5才の行動とでは違います。それが母と本人の努力の結果であり、成長です。チョウォンと母の忍耐力には本当に頭が下がる思いがしました。

映画の見所としては、やはりスンウさん演じるチョウォンの愛らしさですね。チョウォンの行動や発言はほほえましく、見ている者を安らげます。ラストシーンはスンウさんの凄さを感じました。
そして、随所に出てくるキーワードもとても心に残りました。特に地下鉄でチョウォンが大好きなシマウマ模様のパンツ(をはいた女性のおしり)を触ろうとして連れの男性に殴られたあとのシーン。男性に食ってかかる母の横で「うちの息子は障害があります。」と連呼するチョウォン。母は自分のしてきたことを突きつけられたような気持ちがしたのではないでしょうか。本当に子どもはよく覚えています。とても切なかったです。
マラソンシーンは本物の大会で撮影したそうです。キャストもスタッフも本当に走りまくって作ったというだけあって、迫力がありました。

最後に。パンフレットに書いてあったので、買っていない方向けにご紹介。
映画の題名の「말아톤」というのは、この映画のモデルとなった青年が実際に日記に書いた単語です。韓国語で“マラソン”は、「마라톤」と書くそうです。私、これ読まなかったら絶対映画の題名で覚えていました!危なかったわ。(笑)

(文中で引用しているセリフは、字幕通りではありません。文章を書きやすいように一部変更してあります。ご了承下さい。)
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by yumi-omma | 2005-07-05 21:58 | チョ・スンウ